ここでは、自分がどうしても「譲れないこと」の見つけ方を解説していきます!
譲れないことの探し方を重点的に解説するので、引っかかる部分がないか探してみてくださいね!
引っかかったところを見つけたら
STEP1「出来事」=WHAT
STEP2「なぜそう思ったのか」=WHY
STEP3「譲れない価値観は何か」=VALUE
の順で考えてみると気づきやすいですよ。
コツとしては、
・STEP1から2だけでなく、2から3に進めるときも「なぜ」と問いかけてみる
・STEP3でSTEP1より、抽象度を上げた表現にしておく
この2つを意識するとやりやすくなります。
それぞれで例をつけているので、参考にしてみてください。
強い感情が湧き上がる瞬間に気づく
「譲れないこと」は、自分の価値観に反する出来事や状況に直面したときに、強い感情として表れるものですので、
- 怒りや違和感を覚えたとき
- 「これだけは許せない」と感じた瞬間
- 怒りや悲しみ、不快感を覚える状況に直面したときに明確になる。
- 「これだけは守りたい」という熱い思いがある。
こうした感情が大きく動いた場面を振り返ると、自分の譲れない価値観が見えてくるかもしれません。
例:
STEP1(WHAT) 列で並んでいるときに横入りをされたこと
STEP2(WHY) 他人の迷惑を考えずにルールを守らないこと
STEP3(VALUE) 他人に迷惑をかけないこと、ルールを守ること
大切にしているルールや習慣がある
「これだけは毎日欠かさない」「こういう状況では必ずこうする」という行動には、自分の譲れない価値観が反映されることが多いです。
- 決して疎かにしない習慣や行動
- 他人から見て些細なことでも、自分にとって重要なルール
日々の行動パターンを観察してみることで気づけることもありますよ。
例:
STEP1(WHAT) 朝に毎日欠かさず散歩をする
STEP2(WHY) 健康のために運動をするため
STEP3(VALUE) 健康でいたい、体を動かせるようにしておきたい
選択の際に基準にしているもの
大事な選択をするときに「これだけは外せない」と感じる条件や基準が、譲れないこととつながっていることもあります。
- 転職や引越しなどの大きな決断で、最優先した条件
- 人間関係で「こういう人とは付き合いたい」と思う基準
- 仕事や人間関係での判断基準になること
- それに反する行動は自然と避けること
選択の背景にある価値観に注目してみると、変わらずに大事にしている譲れないことに出会うかもしれません。
例:
STEP1(WHAT) 新しいことにチャレンジする人と一緒にいたい
STEP2(WHY) 一緒にいると好奇心が満たせるから
STEP3(VALUE) 好奇心が満たせること
妥協できなかった経験を振り返る
過去に「ここだけは譲れない」と感じて、妥協を拒んだ経験はありませんか?
- そのときに守りたかったものは何か?
- 妥協しなかった結果、得たものや失ったものは何か?
- たとえ不利な状況になっても、守ろうとする。
- 妥協すると自分を責める気持ちが湧く。
こうした経験には、自分の譲れない価値観が反映されています。
例:
STEP1(WHAT) 結婚式は海外で挙げることにこだわった
STEP2(WHY) 一生に一度の結婚式は憧れの場所で挙げたいから
STEP3(VALUE) 記念になることは後悔しないようにしたい
他人に対して期待すること
他人に対して「こうしてほしい」「これだけは守ってほしい」と感じることも、譲れない価値観の表れとして出てきたりします。
- 他人に求める態度や行動(例:誠実さ、時間を守ること)
- 期待が裏切られたときの感情
他人への期待を通じて、自分が大切にしているものが見えてくるかもしれませんよ。
例:
STEP1(WHAT) パートナーのご飯の食べ方が汚かった
STEP2(WHY) 一緒にいると恥ずかしいから
STEP3(VALUE) 最低限の教養ができていることは大事
他人の評価に左右されない
絶対譲れないことは、他人の意見や評価に関係なく、自分自身で「大切だ」と感じるものです。
- 他人が反対しても、その価値観を貫く。
- 「自分が納得できるか」が最優先。
周囲の意見に惑わされない強い信念があれば、それがあなたの譲れないことではないでしょうか。
例:
STEP1(WHAT) 東京に住むのは危ないし高いからと親に反対されたけど上京した
STEP2(WHY) 東京は情報と人が集まるところだから
STEP3(VALUE) 最新の情報に触れること、様々な人に関わることが大事
達成感や満足感を得たときの理由
「譲れないこと」は、自分にとって満足感や達成感をもたらす行動や結果にも現れます。
- 「これをやったから充実感を得られた」と感じたこと
- 達成感を得るために必要だった条件
ポジティブな体験を振り返ってみて、なんでそれが満足感があったかを考えてみましょう。
例:
STEP1(WHAT) 会社の忘年会の幹事をやり切ったこと
STEP2(WHY) 忘年会に向けて準備を一生懸命頑張った、忘年会の参加者が満足してくれた
STEP3(VALUE) 一生懸命頑張ったこと、それが認めてもらえたこと
ストレスを感じる状況
感情に着目するのであれば、ストレスや不満を感じる状況を分析することも非常に有効です。
- ストレスを感じた場面で、自分が何を求めていたのか?
- どんな状況ならストレスを軽減できたのか?
ストレスの原因を探ることで、譲れない価値観が浮かび上がるでしょう。
例:
STEP1(WHAT) 同じ部署のおばさんが同期の悪口を言っていたのを聞いたとき
STEP2(WHY) 同期も悪いが、年上だから多めにみてほしかった
STEP3(VALUE) 同期は大切にしたい(同じ部署<同期)
自己のアイデンティティと結びついている
絶対譲れないことは、自分らしさを形作る重要な要素ですので、アイデンティティの深堀でも見つけることができるでしょう。
- それを守ることで「自分らしい」と感じられる。
- 譲ると「自分ではなくなる」と感じるほど重要。
自分のアイデンティティだと言えることがあれば、そこから譲れないことを導くことができます。
例:
STEP1(WHAT) 自分は嘘はつかない
STEP2(WHY) 嘘をついても表面上の取り繕いにしかならないから
STEP3(VALUE) 正直であること、誠実であること
どんな状況でも一貫している
環境や状況が変わっても、譲れないことは価値観や信念を揺るがせません。
- 職場でも家庭でも同じ基準で行動する。
- 時間が経ってもその信念が変わらない。
そのような一貫性があれば、「絶対譲れないこと」だと言えるでしょう。
例:
STEP1(WHAT) 相手にお金は借りない
STEP2(WHY) お金の貸し借りはトラブルにつながるため
STEP3(VALUE) 金銭管理は自分でする
人生の優先順位の上位にある
「絶対譲れないこと」は、自分の人生において最も大切なもののひとつです。
- 他のものを犠牲にしてでも守りたいと感じる。
- 他の選択肢よりも優先順位が高い。
そうした何よりも優先していることがあれば、それが譲れないことになるでしょう。
例:
STEP1(WHAT) 毎年北海道に旅行に行く
STEP2(WHY) 旅行に行くことで新しい発見と気分転換ができる
STEP3(VALUE) 定期的な発見と気分転換は譲れない
ここまで「譲れないこと」の見つけ方を解説しました!
まとめると次の通りです!
まとめ
- 強い感情が湧き上がる瞬間を振り返る
- 大切にしているルールや習慣があるかどうか
- 選択の際に基準にしているものがないかを振り返る
- 妥協できなかった経験を振り返る
- 他人に対して期待することがなにか
- 他人の評価に左右されないことはなにか
- 達成感や満足感を得たときの理由はなにか
- ストレスを感じる状況の原因
- 自己のアイデンティティと結びついていること
- どんな状況でも一貫していること
- 人生の優先順位の上位にあること
いろんなタイミングがあるから、いくつかから考えられそうなんだなぁ~
それは良かったです!
タイミングはたくさん紹介しましたが、ご自身の中で優先度の高いことを3~5個ほど洗い出せると良いですね!
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